ネットのmeme系情報が好きな人なら何をいまさらという、あれです。俳優、阿部寛のホームページが20世紀の造りだという話。実際に見てみると、「自分も昔はこういうの作ったなーーー」という思いになる人も多かろう。せっかくなのでもう少し掘り下げてみる。

http://abehiroshi.la.coocan.jp/

まずはcoocan.jpってなんだよ、という話ですが、Niftyが提供する"ホームページスペース"のようです。所属事務所は「茂田オフィス」となっていますが、wikipedianiよればこの事務所の公式サイトも存在しない。となれば、この「阿部寛のホームページが」オフィシャルなものなのかも、疑問が残る。事務所も当人も、権利的な意味も含めて迷惑してないならば、咎められるようなものではないと思うんだけど、本当にいいのかw

ページのソースを見てみると、文字コードの指定が「charset=x-sjis」などと書いてある。こんなもの見たことがない。ググってみると、ネスケ時代の互換性の名残だそうな。ブラウザ戦争以前の話かあ。みんなテレホーダイしていたころだろうか。本当に20世紀の話だこれ。

さらには、「saved from url=(0022)http://internet.e-mail」も出てきた!!!IEでURLを開いて、「名前を付けて保存」とかやると勝手に挿入されるやつ。二つ重なって挿入されているページもあり、なんだもう迫力。20世紀どころではない。

出演作の紹介を眺めても、「この映画は、英語の字幕スーパーがでています。日本語がわからないとき?は、英語を見れば分かります。」という迫力のある日本語が登場する。なるほど英語ならわかる迫力。

このサイトは、放置されているわけではなくて、ちょくちょく阿部寛の出演予定などが更新されている。十分に役割は果たしているとも言える。「それなのになんでこんなソースのままなのかな?」というあたりが、本人がやっているのではないかと噂されるゆえんだろうか。何度かいろんなページを眺めているうちに、なんだかとても雄弁なサイトに見えてくる…のは気のせいか。