少しく前に国税庁のサイトのリニューアルがやり玉に挙がっていた。リンク切れそのままにリダイレクトもしないのか!と。うーん。まさか自分がそれで苦労することになろうとは…いや、本当は苦労というほどのことはなかったけども。盛りまして。ああいう、国家の?というか行政のサイトは、政策などによって載せるべき情報が変わったりすること、あると思う。官公庁の統廃合だってあるだろう。ところが一般国民が求める情報はそこまで変わらないものであるからして、なにかの制度の施行日付だとか、手続きだとか、必要な書類だとか?そこで、そういう情報をまとめた民間の(事実上は多くが個人の)webサイトの情報が非常に助かる。

厨っぽく言えば、そのような企業・人が収集した情報が、整頓されてwebに載せられていることで、どれだけ国家の円滑な運営に寄与していることか。少なくとも自分は、個人事業主になるのと、引っ越し関連とで、書類フォーマット以外では行政のwebサイトを参照していない。あったとしても、税ム所の場所確認ぐらいか?政治批判ではないのよ。そんなのは超大手企業、webが専業みたいな企業だって幾らでもある。MSDNで頭痛を起こした人いませんか?こういう事態には、翻訳やチェック機構の物理的な限界が当然ながら存在し、法律的な理由で砕けた書き方とか、何か例示を示すことが出来ない、という事情もあったりしそう。何かのコピペみたいに、万人を納得させるものを作るのは難しい。それにしてももうちょっとどうにか、と思うことがたまにある。

まあ、行政のサイトとしては、ググって見つかりやすいとか結論がわかりやすいというだけでは要件を満たさないということもあるのかも。数十年レベルで情報を公開し続けるサイトじゃないとだめだとか。本質的には行政のサービスの一環であるべきとは思うんだけどね、だからってfacebookに移行するとかどうなのよ。まあ、あそこは市長の発言とかがアレでしたからね…。良いサービスもいっぱいある。例えば確定申告の書類作成サイトとか、なかなか実用的で良いじゃん。地震の速報サイト、どれだけトラフィックを捌いているんだろうか。落ちたのは見たことないぞ。その一方、所々に残念な感じのwebサイトの姿をさらしていることが、あるのでございます。担当者も担当する企業もバラバラなんだろう。

webサイトの制作体制が統一出来たら良くなるのかな。WEB庁。でもまとめ過ぎると、却って情報へのアクセスが面倒だったりするかも。どこを目指すんだろう。例えば地下鉄の駅にT08とか付ける発想が全体的にもたらされたら、そのサイトはおかしなことになるかもしれない。破産者マップは行政の仕事をしたとも言える気もするが、塵になってしまった。求めるべきバランスはどこにあるのか。まー悩まずとも、一方他の国では~~~みたいな参考のしかたが、あっさりかつ確実な解決策だったりすんだよね。

実際、だれが作るものなんだろうか。民間のweb系制作会社の実績に、「気象庁」とか書いてあるの見たことがないかも。自分のような人間が集う"現場"に委託という形で投げ落とされるんだろうか。国公立大学の学生あたりがやってたりするんだろうか。各官公庁の総務部とかWEB担が自分でやってるんだろうか。適当にページをめぐってソースを見ても、文字コードからソースのコメントの形式、インデントなど見事にバラバラだったりする。いまだに過渡期ということなのか。

伸びしろがあるということで、期待しておきましょ。