天安門事件と聞いて思い浮かぶのは、戦車の前に立ちはだかる人物の姿。

最初は写真で見た気がする。やがて動画でも目にした。戦車は避けようと画面向かって左にハンドル(?)を切るものの、人物もサイドステップでその前に移動する。また右に戻ろうとして…停止する。ぐらいのところまで。数秒。そんな筈ねえだろう。当然その前後がいくらかはある筈だ。

あった。fuckyeahinternet!乗組員が出てきて何かやりとりしている。しらなかったな。他の動画では、この後、数名が駆け寄ってきてこのtankmanを移動させる姿が映っている。

これを無かったことにしようとするのだから凄まじい。東日本大震災ぐらいから、こういう類の映像も人々のスマホで撮られるようになって久しい。火事や交通事故なんてものは全部映像残るんじゃないだろうか。ロシアウクライナ戦争ぐらいからは、フェイク動画も危惧されるようになってしまった。映像には事実は残るが真実は怪しいこともある。確かにそうだけど、怪しいどころか、事実ですらないかもしれないときたもんだ。どーするよ。戦争の続きもwebで。

チャットで質問に答えるAIが話題だ。問題解決策を提示もするし、文章を要約して翻訳もするし、プログラムのソースコードも書ける。しかしあれは理路整然と嘘をつくこともあるという点に警鐘が鳴らされている。AIが捉えた世界の中ではそれが事実だからだ(と思う)。画像を作成するAIも同じで、中には笑って済むような事もあるけど、こんなものが出来てはまずいのではないか、と直感的に思うような物も、ある。存在しない人の肖像を延々と表示するサイトもあるけど、あれもどうよ。

人間の生み出す知恵は悪意にも寄り添ってきた。AI先生にはそこんところをどうにか程よい塩梅にしていただきたい。終わったことを蒸し返し存在しないことを俎上に挙げる。炎上しないのに驚きの高火力で芯までふっくら。

それはHIやないかーい。自然にオチへ繋ぐ力が弱い~。ジョークや皮肉でAIに負けるともう立つ瀬がないわのよさ。人類ダサい。