オーストラリアにパークス天文台という施設がある。

アポロの月面着率の映像を受信したことで著名だそうな。天文台というイメージとはちょっと違っていて、広い広い平野の耕作地の真ん中、みたいなところに施設がある。ストリートビューの画像も十年以上前という素朴さ、入り口も農家の直売所のようなのどかさ。オーストラリアっぽさがあるな~と。月面着陸の時代より稼働しているからして、今ではそんな最先端の研究をしているわけでは、ないのかもしれない。下記リンク先はストリートビュー。

https://goo.gl/maps/xGtNz5tWrYkfEtuQ7

以下、ネット(reddit)で拾って自分で調べたおはなし。科学用語には明るくないので、事実関係以外は「だいたいそんな感じ」程度の把握でよろしこ。

1998年、この天文台で、ある電波が観測された。正体不明のこの電波にperytonという名前が付けられた。なんやかや研究がされたが、2015年になって正体が判明する。なんとパークス天文台で使っていた松下(パナソニック)の古い電子レンジから出ていたという。電子レンジがあっため機能を完全に停止する前に、せっかちな人がドアを開けることで発生していた。ズコー _(┐「ε:)_

天文台とは別に、もう一個電波話。

だいぶ昔のことではあるが、TV技術者がTVの受信状態が良くないから来て見てくれないかとあるご家庭から連絡を受けた。その場所を調べてみると、確かに受信が難しい場所であった。そのお宅は谷底のにある丘の傍に位置しており、いわゆる電波の"陰"に入っている状態だった。しかし、そのお宅の訴えはこうだ。「平日は駄目なんだが、週末になると問題ないんだ」これはどういうことだろう?週末、彼は実際に足を運んでみることにした。すると、谷の反対側にある丘の上に、トレーラーが止まっていた。こいつが電波を問題の家まで都合よく反射しているのだった。平日は、このトレーラーは仕事に出ているため、その場所には止まっていなかったというわけだ。😥😥

どちらもきれいなオチ。おしまい、なんだけど…

wifiの強度を上げるのに単純なアルミホイルで囲いを作ってどうこう、という話も思い出した。それ本当だろうかといろいろググっていたら、google先生に電波系をお勧めされた。ありましたねそんなスラング。「隣のサイコさん」持ってたな~。いま、そんなキーワードでググっても特に面白い情報にもたどり着かない。20年前から同じような、張り紙のヤバい家の話ばっかりだった。

張り紙で表現するような行為を、インターネット方面に向けたとしても、スパム判定されたりして多くの人の興味を惹くこともないんだろうか。あるいはどうだろう「自宅の外壁に乱雑な自筆文字で張り紙」というフォーマットを、文章にしてインターネットに向けて発しても、我々はもうそんなヤバイとは感じないのではないか。馴染んでしまった。確かにそうかもしれない。逆のパターンを考えてみる。例えば、どんな仲の良いご近所さんでも、急に「今日の晩御飯はハッシュドビーフ」って張り紙を家の壁に貼ったらどうか。それはヤバイよ。この二つの対比を以て、ネット上ではなんでもヤバくないのか、受け入れられるのか、と問われると、それもまた絶対に違う。違うけど、インターネットでは、そういう意見もあるよね、で。了。黒背景に赤い文字が受け入れられた文化だ、面構えが違う。

うーんどうもビシッと言いきれなくてモヤる。

今日は電波悪いわ~。👿