facebookには様々なグループがあり、様々な主張があり、人の生きざまがあり。"Mother and Son's Journey with Dementia"はとある一人の男性のストーリーを配信しているグループ。あるいは、グループだった…。

動画を投稿している彼の母親、MollyはDementiaを患ってしまった。Dementiaとは痴呆症だとか、認知症だとか言われる症状のこと。Mollyは徐々に記憶を失っていく。歯の磨き方、トイレの使い方。彼は同じDementiaに苦しむ人のため、youtubeにビデオを投稿することにする。しかし…投稿を初めて数週間、Mollyは目の前にいる彼、Joeyが、自分の息子だという事も忘れてしまった…。その時の様子は広くネット上で話題になり、嗚咽しながら「今日は人生で一番ハードな日だった…」と語るJoeyの姿は多くの人の心を打った。

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しかし彼女は数日前に身罷ってしまった。動画の投稿はおよそ一年ほど続いていたが、今後どうなるだろうか。

同じことは結構な確率で自分の身にも起こる。それは自分の親が罹患するかもしれないという意味でもあるし、自分自身がこのような病状に苦しむ、という意味でもある。自分の祖父母は、四人ともなくなる数カ月前に病院のベッドで面会することが出来た。そのうち一人は意識がなく、一人は言葉を発することが出来ず、一人は私の事を自分の息子、つまり私の叔父と勘違いし、もう一人に至ってはどうしたのか私の記憶があいまいだ。多分、母に連れられて病院まで行き、自分を見てなにか呻いたような気がする…。

誰でも死ぬことは比較的受け入れらるだろうが、例えば安楽死の問題にあるように、それまでの間、なんなら家族ぐるみで長い長い苦しみの過程を平常心で受け入れることはとても耐え難い事だとおもう。この動画の例はとても穏やかな事例だ。勿論もっとハードな事例が転がっているということをみんな知っているものでしょう?

恐らくそういう過酷なものは、同じようにはインターネットでシェアされないものだと思う。我々シェアを受ける?側の立場も、実際はそっちのほうが情報として有用かもしれないと知りつつも、喜んで受け入れようという"テイ"はできないものだ。違います?

些細な事でも覚悟から。人生つらいすね。