滅多に使うものではないけど、この10年ぐらいはノートPCをずっと保有している。外出時に持っていくようなことは四年に一度もない。スマホを持ってからはなおの事だ。どんな時に役に立つのかと言いますと、PCのパーツ交換とかでトラブったときに解決策をググる。いや、だからスマホで良いだろってなりますけど、解決に時間がかかるときなんかは、そのノートPCで数日過ごしたりする。追加で何か買わないといけないけど、もとに戻すのめんどくせえなんて時。それこそ四年に一度以下やないかーーい。それでも、そういう時に参照したい情報は、PDFに小さく英字が書かれたマニュアルだったり、エラー一覧表だったりして、スマホのサイズじゃ厳しいことが多くて助かったもんですわ。

当り前に当り前の話ですが、そもそもノートPCの利点は持ち運びできることにあります。その点ではスマホ・タブレットに完全に負けてしまった。ノートPC持ち歩く人でも、同時にスマホ持ち歩くもんな。ノートPCはディスプレイサイズとキーボード装備により、情報のインプット・アウトプットの物量においてスマホに勝るんだけど、それが進化を発揮するのは落ち着いた移動時間が長いときぐらい。セキュリティ的な観点では、隣に人がいるような状況でできることは限られる。移動どころか家からお仕事が当たり前の世の中で、メリットがさらに薄れていくわけで…。

それでも無理やりメリットをあげれば、デスクトップPCに比べて物理的に必要なスペースが少ないという点。一般的なデスクトップでは、ディスプレイ(の枚数)とPC本体ぶんのコンセントが必要になるが、ノートPCなら一つですむ。…なにかこう、必要なものが足りてないような状況でなんとかなる、と言えるだろうか。パソコンが必要な人が好んでそんな住まいを選ばないだろうから、急場しのぎとしての用途を想定している。でも、急場になんかとするだけだったら、やはりスマホのほうに分があるのでは。 ノートPCを持ち歩く人が、今回は持ち運ばなくてもいいかな、と判断したその時でも、スマホを持っているに違いないのだから。

ノートPCじゃないと困るな~という、ちょっと専門的な使い方の需要があるだろう。たまたま大きな事件の現場に出くわしたことがあるけど、そこいらのガードレールや壁に寄りかかって、記者とかブロガーと思しき人々がものすごい勢いでノートPCに入力していた。まさか単なる記事の下書きではないと思う。あるいは、あのまま現地から"本番環境"の更新ができるようなものだと想像する。また、データセンターの中でも、エンジニアの方々がノートPC抱えてうろうろしながら、ラックマウントされたサーバにつなげて何か作業をしていた。ネットワーク越しではできない何かをしていたんだろうか。パソコンのトラブル対応を生業にしている人のブログでも、結局諸々に現場で対応完了させることを目指すと、どうしてもノートPCが要るということが書かれており、その主張には合点がいく。

やっぱり自分も一台持っておくべきだよな。と、考えて持っているその一台が、動作ももっさりwindowsも8.1でタッチパッドは壊れたのでマウスが必須になってしまう、などなど、買い替え時であります。何を買うべきだろうか。Macブックはまず除外。自分には使い道がないし高い。大手PCメーカーとかのwindowsのノートが無難だけど、如何にもオフィスで使う用途です!と宣伝している商品はMSのオフィスがついてるとか余計なソフトがついてるとかで、イマイチなんだよな。dellとかHPとか日本家電メーカーの商品とかがこのカテゴリかな。物理的な故障が少ない印象があるのは心強いのだが…。acerなんかは低スペック低予算の選択肢になると思う。比較的自分の用途には向いている筈なので本命か。また、どの製品に限らず、中古品は当たり外れが大きすぎてこれまたどうにも手を出しにくい。特にバッテリー。交換済みで売ってくれている商品もあるけどさあ。iPadにキーボードという考え方もあるけど、うーん。

Chromeブックはどうだろう?と思ったけど、Googleアカウントとの紐づけがあるなら多分邪魔になることもあると思うし、アプリケーションがまだ足りないんじゃねえかなー。linuxのGUIアプリは使えたりするんだろうかー?…なんて迷って結局買わない。先に書いた通り、何かノートPCじゃないと困るな~という必要性に乏しいんだ。必要になってから買う、でもいいか、と思ってしまう。なんならスマホを買い替えたいぐらいだ。5G始まるころに買い換えたいんだけどなー。まだなのー?